世界のウイスキー

およそ700種類に及ぶ世界中から集められたウイスキーのテイスティングノートや情報はこちらからご覧いただけます。現在は多くのテイスティングコメントを皆様にお届けするために、バッチ(製造年)違いである同一商品のテイスティングも掲載しておりますので、現在発売されているウイスキーの評価とは限りません。予めご了承ください。

テイスティング

Whisky Magazine ではウイスキー専門家、作家、愛飲家によるテイスティングを毎号開催し、その情報を皆さんにお届けしています。

推奨ボトル

テイスターが判定したポイントの規定によってSilver Recommended(銀賞)もしくは Gold Editors Choice(金賞)が毎号決定します。


オクトモア エディション10.3    61.3%

  • 蒸溜所名: ブルックラディ蒸溜所
  • 地域: アイラ
  • ブランド: レミーコアントロー
  • 価格帯: £121-180
  • 入手可能場所: 英国
  • 掲載号:179号

フィービー・カルバーSCORE8.4

香り
海の香り。塩気の混じったピートや、薬棚を開けたような匂い。やがて塩キャラメルやチョコレートの香り。
ふんだんなフルーツ風味が現れる。くっきりした青リンゴの皮や、オレンジの皮の刺激。やがて自家製トフィーの風味。その後から海の香りが戻ってきて、塩気のあるピート風味を表現する。
フィニッシュ
余韻の長さはミディアムで、心地よい感覚。紛れもないピーテッドモルトの後味。
コメント
海辺で過ごす一日をボトルに詰め込んだようなウイスキー。

クリストファー・コーツSCORE8.1

香り
木材を燃やしたスモーク香や、アフターエイト(ミントチョコレート)の匂い。キュウリとペアドロップキャンディ。梅酒とスイカ。背後では甘いキノコのような匂いが続いている。
口当たりは軽やかだが、少々アルコールの辛味がある。どこか薬っぽい味。鼻の奥に、ゴム手袋のアロマを感じる。ヨードと貝のような潮気。時間が経つにつれて、トフィーやペアドロップキャンディのような甘味を感じる。加水すると、かすかなサワークリームの味が現れる。
フィニッシュ
余韻の長さはミディアムから短め。熱々のスモークサーモンや青リンゴのスライスを思わせる後味で終わる。
コメント
ブロモフェノールのような特徴があるように感じる。この点については、評価が分かれるところだろう。